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都市に生きる個人の孤独を、人生一変どん底の40歳男がひたすらパリを徘徊することによって映し出す。「おれはこんなにも不幸なのに・・・ここにこんなに不幸丸出しの男がいるってのに・・・誰一人見向きもしねぇ!それどころか皆幸せそうな顔しやがって!楽しそうな声出しやがって!・・・何だこの疎外感は!何だこの劣等感は!なんでおれだけこんな思いしなきゃならねぇんだ!?おれなんていなくなってもいいってのか!?何でこんなこと考えなきゃならないんだ!パリが悪いんだ!そうだ、こんなクソみたいな街が全部悪いんだ!何て冷てぇ街だ!パリという街もパリなんかに住んでる奴等もみんなクソだ!何だこのクソみたいなブロックは!きったねぇ!まじきったねぇ!パリのブロックは最低だ!最低レベルのブロックだ!」――――叫び、歩き続ける男を映すとともに魅力に溢れた街・パリを映し続けるカメラ。カメラだけが正直にパリへの愛情を語っていた。
【stroheim】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-04-18 04:55:24)
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