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《ネタバレ》 グロテスク趣味のセンスの悪さとユーモアは高く評価する。だが映画から伝わってくるものは、作家の精神異常性、苦悩、なにか得体の知れない外的な力に人間は支配されているという感覚、ぐらいである。これらの現象って全て一つの言葉で説明がついてしまうやん、“ドラッグ”って言葉で。神格化しすぎじゃない?―――そもそも自分はウィリアム・バロウズの大きな特徴であるカットアップという技法が大嫌いだ。筋肉自慢してくる先輩と同じくらい嫌いだ。文をランダムに羅列することで神秘性が増し、新しい意味を示唆しているかのように感じさせる、っておれにはやっつけとしか思えない。本人も分かってないくせに。無意識に訴えかけるという効果は認めるけど・・・まぁ洗脳術の一種やね。バロウズをもっと知っていれば楽しめるエピソード満載なのかもしれないけど、縁のない映画。
【stroheim】さん [DVD(字幕)] 3点(2006-04-22 05:49:57)
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