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レビュー情報
《ネタバレ》 レビューを見ていくと、前半を評価する人と後半を評価する人とに分かれていて興味深い。
■前半というのは、通常のヒーローものへのアンチ的意味も込めて、凡庸ななにもすごくない主人公がヒーローになろうとする(そしてなれない)物語を描いている。ギャングに返り討ちにされたり、一生懸命練習したりと、妄想で「自分もヒーローになれたら」というような甘い夢を見事に打ち砕く現実的な展開だ。 ■他方の後半は、基本的にバイオレンス(アクション、とはあえて言わない)満載で幼女がスカッと大活躍するPVがベースになる。もちろん父との死別等、物語として見ても重要な部分もあるが、基本的には派手でスピーディーなアクションを見せている。 ■前半の流れで行くと、後半はご都合主義的にすぎるし、結局「超人的ヒーロー(ヒロイン)が敵をなぎ倒す」というのでは前半の流れが意味がなくなってしまうというのはその通りだと思う。ミンディも様々なものを捨て、死ぬほど過酷な訓練を積み重ねて超人的になっているのだろうから、そこをもっと描き出してもよかった気がする。 ■とはいえ、通常のヒーローものをひっくり返すような展開と、べたつかないバイオレンス×幼女というすごい展開が見れるので、十分当たりだと思うが。 【θ】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-05-19 00:41:10)(良:1票)
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