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《ネタバレ》 シージャックものだけれど、アクションシーンがあるような作品でもなく、淡々と事実を描き出している良作。決して海賊を単なる悪者と描きわけでもないのは好感。
■最初の方、一回ボートに襲われかけて何とか逃げ切ったのち、翌日になると再び襲われるという下りで、船員だったらすさまじい悪夢を見ているような感じになるだろうなぁと思った。見つかってはいけない船内避難も、終始ひやひやしていた。 ■しかし、あの土壇場で紙とペンとって遺書書くか?とは思った。変な動きするなと散々言われていながらあれは殺されに行くようなものでしょ、と。隙をついて海に飛び込んで逃げようとした人と同じとはどうも思えなかった。 ■ただしシージャックものだと、タイトルズバリの「シージャック(2010)」の方が緊迫感とリアリティは(こっちはフィクションなのに)上に感じてしまった。ので9点でもよかったのだがそれとの差別化のため8点にしておく。 ■ちなみに、ソマリア海域は外国企業の工場による汚染などで漁場がやられてしまい、漁師は海賊になるぐらいしか食っていく道がなくなってしまった、という背景事情はあるらしい。海賊の側も海賊なんてしないで済むならしたくない、という感じは常に出ていた 【θ】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-04-10 00:52:20)
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