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《ネタバレ》 正直、色々と不満はある。見る前に原作を熟読していったのでどうしてあそこを切ったんだよ、というカンジは否めない。特に、前半はほぼ原作通りに進行したのに、後半は結構カットしているシーンが多くて何だかなぁ…。でも、何だか許せてしまう。それは何故なのか。恐らく画面から熱意が伝わってくる故であろう。物語の構成も原作を多少切ってはいるが、それ自体をよく理解していることが伺えるし、笑わせるところは笑わせて、泣かせるところは泣かせる、という風にメリハリを付けているのも好感が持てる。最新のアニメ技術と音響技術で作った爆発シーンなんかもなかなか迫力があった。そして何より、劇場で一生懸命主題歌を口ずさんでいる子供たちを見て、色々理屈をこねている自分が馬鹿馬鹿しくなったのがこの作品を自分の中で認めることが出来た一番の理由だと思う。童心に帰ればこの作品、ホントに面白い。ラストの原作コマの挿入なんか、思わず涙がこみ上げてきた。次回作にも期待だな。
【ドラりん】さん [映画館(邦画)] 9点(2007-01-26 15:32:51)(良:1票)
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