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《ネタバレ》 『乳母車』『陽のあたる坂道』とあわせて、裕次郎-田坂-石坂トリオの三部作と言っていいんじゃないか知らん。でも、この作品が完成度では一番落ちるかな。三作品すべてに出ている芦川いづみ、相変わらずの可憐さだが、この作品の彼女の存在が一番不可解だった。最後に裕次郎から手を引くのなら、最初から思わせぶりなそぶりを見せるなよと、突っ込んでみたくなる。もちろん、それがなければ物語は始まらないのだけど、あんまりじゃあないかな、と思ってしまう。ただ、ストーリーは破綻してるけど、バスの中を俯瞰で映したりとか、面白い試みもあるし、スピーディで飽きないのも確か。
あ、もうひとつの視点から言うと、この作と上記二作とで、「どうしようもない父親三部作」ってくくり方もできるね。何だって、みんな、そろいもそろって、外で女を作るかね? そのうち二作で千田是也が演じているのも興味深い。 【いのうえ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-09-23 21:35:44)
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