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この映画の原作を公開前に読んだけど、あまり面白いもんじゃなかった。
だって開戦当時から戦闘機乗りってことは、バリバリの志願兵なわけで、そんなのが逃げ回ってばかりで同僚から悪評プンプンだったら、そもそも戦闘機乗りになれるわけないから。 開戦当時の戦闘機乗りって、ノンキャリアの憧れ中の憧れですよ? 現代で言うと、警察なら白バイ隊員で、さらに箱根駅伝を先導するレベル。 そんなのが仕事よりも家族が大事って、現代人の感覚でも???で、戦時中なら絶対にいなかったと断言できるから。 ところが、この映画ではそこのところをうまーく誤魔化して、さらに映画史上最高の空戦シーンを盛り込んで、好感の持てる仕上がりになってる。 邦画だから、大して金はかかってないだろうに、これほど戦闘機乗りの高揚感や緊張感を映像で表現した作品を他に知らない。 だから、原作よりも遥かに主人公に感情移入できた。 そして、他の出演者もみんな好きになった。 そりゃあ、細かいこと言えば色々とツッコミどころはあるけど、やっと感情移入できる日本の戦争映画が出てきたことに感謝したい。 「男たちの大和」とか、ひどいもんだったし。 あー映画館で見れば良かったなあ。 でも、つまらない原作を映画館で見れないよね。今回は、仕方ない。 【まかだ】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2017-10-01 16:35:04)(良:1票)
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