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《ネタバレ》 独善主義のインテリを皮肉たっぷりに描いた快作。やっと素直になったと思ったら恋に恋してるような17の女の子に最後諭されてしまう。あのラストまでの流れはあまりに滑稽で、疾走シーンからエンディングまでは思わずニヤリとさせられてしまった。愚かな男だと思ってしまうが、考えてみたらそこまで強く言えない自分がいて、ウディ・アレンの思い通りに映画を楽しんでしまったようで少し悔しい。コミカルな台詞回しが途中うるさく感じてしまったのは残念だが、それでも感情と思考、老いと若さ、経験と純情…それらの対比を盛り込み皮肉たっぷりにおしゃれに描いた本作は彼の作品の中でも上位に位置するのは間違いなく、あの白黒の映像の美しさとラプソディ・イン・ブルーは今でも忘れられない。しかしそれにしてもあんな若い子と付き合うなんぞ、なんて羨ま…いや、実にけしからんことだ。
【きいろのくじら】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-02-01 02:42:58)
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