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レビュー情報
《ネタバレ》 レビューでの好評判を見て、映画館に行った。評判どおりの秀作であった。東京の風情がスクリーン上に見事に表現されていた。
主演の国分太一は、役者として立派に落語家を演じ切ったと思う。彼の演じた「火焔太鼓」は迫力があり、面白く、仮にそのまま落語名演集に入れたとしても、評価に耐えうる出来であったと思う。師匠役の伊東四朗と祖母役の八千草薫が話に現実味を与え、流れを支えていた。助演の香里奈は、いつも演技か彼女の地の性格かよく分からない不機嫌な役柄が多いが、今回も、それを踏まえたキャスティングなのか。しかし、彼女が浴衣姿で涙ぐむシーンにはぐっと来た。彼女、意外と演技が上手いのである。また、大阪弁の少年役の森永悠希は表情が明るく楽しい。彼が模倣した、故枝雀師匠の落語を久しぶりに聞いて非常に懐かしく思った。 【ウクレレ】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-08-18 23:28:34)
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