小さな恋のメロディ の ゴシックヘッド さんのクチコミ・感想

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小さな恋のメロディ の ゴシックヘッド さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 小さな恋のメロディ
製作国
上映時間103分
劇場公開日 1971-06-26
ジャンルラブストーリー,青春もの,学園もの
レビュー情報
《ネタバレ》 これは何度観ても色褪せないです。
ノスタルジックな町並み、ミュージック、子供の楽園、、、
僕が子供のころに見た夢がそこにあるように思った。
「少年」から見た「少女」はとても不思議で神秘的な生き物であり、それが学園の中でとても不気味に存在している(少女は神秘的なパワーを放つ存在)。
「少年」と「少女」との「世界の違い(故郷の違い)」というものが、見事に描かれているが、しかし学園の中ではそれらが同じくらいのエネルギーでもって渦巻いている。
「中性的」な主人公の少年「ダニー」は、その「少年の世界」と「少女の世界」との間をさ迷うのである。
だから「ダニー」の存在は中間に位置する。
「少年達の遊び」と「少女達の遊び」を覗き見て、中性的な存在の「ダニー」はどちらか迷う。
迷っているからこそ、隠れてオドオドしながら覗き見しているのだと思います。
「ダニー」は少年達が爆弾を作る「遊び」を覗き見る。
「ダニー」はお墓での少女達の「遊び」を覗き見る。
「少年の世界」と、「少女の世界」を見事に対比させていると思う。
「少年」と「少女」はお互いに別々の集団を形成し、その間は目に見えない確かな境界線で仕切られている。
また、それと同時に、「子どもの世界」と「大人の世界」をも対比させている。
「子供の世界」が楽園で永遠であるかのようなのに対して、
「大人の世界」が醜く下品に描かれていると僕は思うのです。
主人公「ダニー」は「悪ガキのトム」と、「恋する少女メロディ」との間を行き来する。
「トム」と、「メロディ」も、また上手く対比されていると思います。(「ダニー」と「トム」との関係が同性愛っぽく見えたのは僕だけかな?)
「メロディとのデート」と「トムとのデート?」これまた対比!?
この映画、相反するものどうしを対比させまくりだ。

でも、それよりも少女という神秘的な生物を見事に描き出している。
「お墓での戯れ」もそうだが、「バレエの授業」を覗き見た時の少女の妖精のような姿、校舎を歩く少女達の奇麗な生脚!とてもエロティックで神秘的だ!

食堂でダニーが「隣に座っていいかい?」と少女メロディに尋ねるシーンは、とても恥ずかしくて見られない!

この映画は爽やかなハッピーエンドですが、その裏にあるどこか陰(毒?怪しさ?性?)があり、それがとても魅力的な雰囲気を放っている。でもやっぱ「純粋」だぁ!
ゴシックヘッドさん [DVD(字幕)] 9点(2007-12-23 05:46:10)(良:2票)
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投稿日付邦題コメント平均点
2017-04-15ゴースト・イン・ザ・シェル7レビュー5.67点
君の名は。(2016)9レビュー7.00点
2016-06-09ゼロ・グラビティ8レビュー7.64点
2016-05-05ギャング・オブ・ニューヨーク6レビュー5.03点
2016-05-05KEN PARK ケン パーク7レビュー5.47点
2016-01-13REC:レック/ザ・クアランティン6レビュー5.58点
2016-01-13スマイリー5レビュー4.00点
2016-01-10ダークシティ8レビュー6.09点
2015-11-17L.A.コンフィデンシャル8レビュー7.46点
2015-11-17ユージュアル・サスペクツ8レビュー7.48点
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