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《ネタバレ》 「どうにかなる 思ってたのとはちがうけど」ってのは、いろんな人を救ってくれる言葉ではないでしょうか。確かにそれは、当たり前の(普通)のなり行きなんだけど。Let It Beといわれるよりも、目の前が開けそうだ。「何も買わない 何も売らない ただ生きている」というフレーズもずいぶんと魅力的です。ここまでは原作の力なのでしょう。しかし、終盤間際、高見は現金を燃やすという蛮行に出るのですが、ここがなあ。むしろお金アレルギーからの解放を意味していたのかもしれませんが。ワタシ人間が古いので、金を燃やすのはいろんな物を手に入れる権利を無駄にするというよりも、誰かの汗と工夫と涙の結晶を無駄にしているように見えるのですね。そんな映画じゃないとんだと思いつつも、デリカシーないんじゃないかと言わせてもらいます。
【なたね】さん [DVD(邦画)] 3点(2016-07-11 22:31:45)(良:1票)
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