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《ネタバレ》 原作未読。おそらく、「正しく怒りを表明することの困難さ、理不尽さ」がテーマの物語だったのではないか。渡辺謙の地域住民に対する愛子にまつわる怒り、広瀬すずの同級生の男の子の米兵に対する怒りなど。だとすると、犯人の「怒」がなんか不調和なんですよね。同情されたから?犯人側にも(怒りの)事情が欲しい。「人を信じることも信じないことも、どう転んでも救われない」という悲しい話ともお見受けしました。であるならば。三人とも犯人じゃなかったって方が、趣深いかも。そうすると、観客は、三人の誰に比重をおいてこいつが怪しいと気持ちをいれて見ていても、救われない話になります。そんな後ろめたい終幕もありでしょう。
【なたね】さん [DVD(邦画)] 5点(2018-01-07 23:53:36)(良:1票)
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