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アメリカのベトナム戦争以前、以降の映画でもなく、ヨーロッパのヌーベルバーグ以前、以降の映画でもなく(香港、中国の映画はあまり観ていないので略)、韓流ドラマにも観られる、韓国映画のパワーはあきらかに凄い。突出していて、同じ「映画」という文化とは思えないほどだ。韓国は何故こんなに凄いのか!?教育か?それともIMFで国の危機を経験したからか?とにかく観ていて、そうだよ、この視点だよ!と思わされる。このチョンドヨンの演技と言い、映像と言い、この国は凄い!で、日本は?となる。日本の映画でここまで「面白い」と思える映画はあまり観たことない。自分の勉強不足もあるかもしれないが、出来る範囲で観た日本のキネ旬ベスト10の中でこの映画の問題意識に近いのは最近では「ゲルマニウムの夜」くらい。でもこっちの映画「シークレットサンシャイン」のような丁寧さはなかった。韓国映画は丁寧だ。そして細部にまで気を配る。この国の文化が今、輝いていて、そしてそれが衰えようとしてない、まだまだこれからも凄い作品が出てきそうな勢いの時をリアルタイムで楽しめる我々は幸せかもしれない。
【トント】さん [DVD(字幕)] 10点(2010-03-25 01:56:26)
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