足にさわった女(1952) の サーファローザ さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ア行
 > 足にさわった女(1952)
 > サーファローザさんのレビュー
足にさわった女(1952) の サーファローザ さんのクチコミ・感想
作品情報
レビュー情報
まず第一印象が「これって52年の作品?」この軽いテンポとユーモアがある展開は当時としてはかなり先を行ってると感じた。アメリカ喜劇的な雰囲気を醸しつつ、キャラクターを日本的個性でやっているので市川流になるのでしょうか。その個性溢れ過ぎるキャラクター達。女スリ役の越路吹雪は、スリといっても良くある「変幻自在」というものではなく、彼女の動作などの個性で持たせてしまう。これはお見事!「次郎長シリーズ」でも笑わせるし、名コメディエンヌですね。彼女の個性を生かすためか刑事役の池部良は平淡な演技に徹した感じで、飄々としていだが、時に大胆な事をシデかしてそのギャップが面白い。そして、なんといっても小説家役の山村聡!あの渋いおじさんがオネエ言葉を操る、柔らかい志茂田○樹のようなインパクト。「ねええ、いいでしょう」って、他の山村聡の作品を観ている方は爆笑しまくりでしょう。越路の弟子分となる伊藤雄之助の間の入れ方も流石(この二人は10年後に岡本喜八「ああ爆弾」でまた笑わせますね)。この二人が居るだけで何かを期待してしまう。市川作品は現在再DVD化がされてますが、初期の作品も加えて欲しいですね。
サーファローザさん [映画館(邦画)] 7点(2007-10-11 13:13:55)
サーファローザ さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2018-05-05素晴らしき哉、人生!(1946)10レビュー8.33点
スミス都へ行く9レビュー7.73点
2018-05-04裏窓(1954)9レビュー7.17点
2018-01-21楊貴妃6レビュー5.54点
2018-01-15夕やけ雲7レビュー6.66点
2018-01-10雨月物語10レビュー7.40点
2017-01-26沈黙 ーサイレンスー(2016)9レビュー7.08点
2014-03-06暗黒街の弾痕(1961)8レビュー8.00点
2013-11-17清須会議7レビュー5.79点
2013-04-01黒の奔流6レビュー5.66点
足にさわった女(1952)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS