十三人の刺客(2010) の おなや さんのクチコミ・感想

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十三人の刺客(2010) の おなや さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 十三人の刺客(2010)
製作国
上映時間141分
劇場公開日 2010-09-25
ジャンルアクション,ドラマ,サスペンス,時代劇,リメイク
レビュー情報
《ネタバレ》 単純にアクション映画として面白かったです。最近の映画にありがちな複雑な設定や、伏線なども無く、時代劇のド定番な物語を豪華にして描いています。
「ラスト50分」って言う表現はどうなのか疑問ですが、お家芸のチャンバラは迫力もあり満足です。残り170人。一人当たり13人倒せばって思うと、あの無双ぶりなら何とかなりそうな気がしてしまいましたが・・・。松方弘樹の殺陣はさすがですね。切れ味が違うというか、迫力が違うというか、やっぱり本職です。他の役者とは格が違うのがはっきりわかり、素直に格好良かったです。ああいう魅せる殺陣ができる役者さんは若手にはそういないですね。グロいとの評判だったので、ある程度覚悟していましたが、私は特にそうは思いませんでした。もっとキル・ビルのように腕やら足やら首やらが飛びまくりかと思っていたので、この程度の表現はある意味本気でチャンバラを描こうとすれば必然というか普通でしょう。若手の件と合わせて将来の時代劇が心配でもあります。稲垣吾郎も感情をなくした演技で、狂ったボンボンの雰囲気に違和感は無かったです。最後に伊勢谷友介の役は要らなかったですね。ほかの十二人の刺客たちは少なくとも武士道に基づく忠義と民のためという犠牲心で新左衛門に命を預け、絶望的な戦いに身を投じている。いわばこれが十二人の結束でもあるのだが、それを「忠義だの、武士道だのめんどくさい」と言い放ってしまう自由人が仲間になってしまっては、彼らの結束は揺らいでしまうのではないだろうか?また、それがこの役が他の役とまったく浮いてしまっている原因なのではないだろうか。緊迫した内容の箸休め程度の役にしとけばよかったものを、準主役級にすえてしまったところにセンスの無さを感じてしまいます。奇をてらわず、最後まで愚直で男くさい直球勝負の内容でも良かったのではと思います。惜しいです。
あと、音楽が八ッ墓村に似てて、多治見要蔵でも出てくるのでは?と思ってしまいました(笑)
おなやさん [映画館(邦画)] 7点(2010-10-16 22:02:23)(良:1票)
おなや さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2014-11-30フューリー(2014)6レビュー6.00点
2011-05-16ブラック・スワン7レビュー6.91点
2010-12-11SPACE BATTLESHIP ヤマト4レビュー4.47点
2010-10-16十三人の刺客(2010)7レビュー6.18点
2010-09-18悪人6レビュー6.26点
2010-09-06バイオハザードIV アフターライフ4レビュー4.74点
2010-03-07アバター(2009)7レビュー7.26点
2010-02-28ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破7レビュー7.05点
2010-02-27パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々4レビュー4.40点
2009-11-252012(2009)6レビュー5.52点
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