| 作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 脱力感一杯、退廃的な雰囲気まで感じられる007版スペースオペラ。
「未知との遭遇」「荒野の7人」等のアメリカ映画のパロディ(オマージュとはとても思えない)はまだ許せるが、まさか映画の後半全てが「スターウォーズ」等のSF映画のパロディになっているとは?! スペースシャトル打上げまでが異様に長く、謎の剣道男(英国のスパイ相手に竹刀とは、ボンドも舐められたもんだ)の登場は苦笑のみ。 しかしながら、グダグダの展開は終盤まで変わらないが恐らく007としては最高の費用が投じられたであろう宇宙での特撮シーンは、ストーリーとは全く切り離して観ればそれなりに見応えが有り、複数のスペースシャトルが編隊を組んで宇宙ステーションに向かうシーンや、敵味方の宇宙飛行士達が地球軌道上で銃撃戦を繰り広げるシーンはかなりの気合が感じられた。 でも、少なくとも私は007が宇宙に行く事など望んでいないし、本作はSF超大作が余に跋扈し始めた時代の悪影響をモロに受けた、有る意味悲劇の作品とも言える。 (余談:ジョーズが彼女と一緒に救出されたというオチは○) 【たくわん】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2013-02-25 09:41:22)
たくわん さんの 最近のクチコミ・感想
|