ネバダ・スミス の よしのぶ さんのクチコミ・感想

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ネバダ・スミス の よしのぶ さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ネバダ・スミス
製作国
上映時間132分
劇場公開日 1966-07-23
ジャンルアクション,ウエスタン,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 惨殺された両親の復讐に執念を燃やす若者が、その途次に彼を気遣ってくれる大人たちとの交流を通じて成長していき、最後には復讐や殺人の虚しさを悟るという物語。
混血にも16才にも見えない役者が主人公を演じるのには目をつぶるが、首をかしげたくなる場面が多いので高評価はできない。
冒頭、悪漢三人がマックスと会話するが、悪漢の一人が不用意に本名を名乗ってしまう。そして家を訊いたあと、何故か、マックスの馬を脅かして追い払うようなことをする。不審がられて当然の行為。マックスもすぐ家に帰ればよいものを、随分と遅れて帰宅。両親の遺体を埋葬せず、家ごと焼却するという暴挙にでる。三人はマックスの父の馬を奪っているのだから、4匹の馬の足跡を追えばよいはずだが、3匹の馬の足跡を追い、人違いをしたあげくに馬と銃を奪われる始末。未熟さゆえんである。ようやく悪漢の一人目を探したとき「首に切り傷がある」というが、画面で首のアップがなかったので観客にはわからない。銃を持っているのに、最後は何故かナイフ対決となり、刺殺して終了。悪漢の妻からも感謝される。二人目は刑務所の中にいると判明。わざと銀行強盗で捕まり、同じ刑務所へ。悪漢が脱獄に失敗して半死状態になっているのをわざわざ助けて、後に共に脱獄し、射殺するという手の込んだことをする。このとき脱獄に利用した女を見殺しにしてしまう。三人目を見つけたが、油断させるため一旦仲間に入る。馬車を襲って金塊を強奪する計画で、いざというときには裏切ると予想していたら、全員見殺になるまで見守ってから行動開始。悪漢の手足に三発命中させ、「殺す価値もない」と立ち去る。この人、あまり成長していない。子供の手本になるような行動はしない。やることは無法者と変わらない。銃を教えてもらったり、読み書きを学んだり、女性から慕われたり、親父に助けられキリスト教を知ったりと盛りだくさんの挿話があるのに生かされていない。復讐のために払った犠牲の大きさが見えてこない。マックス・サンドがお尋ね者となり、本名を隠してネバダ・スミスと名乗るようになる。それが映画タイトルだが、その意図はよくわかりません。
よしのぶさん [DVD(字幕)] 5点(2012-12-09 23:22:43)
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投稿日付邦題コメント平均点
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2015-02-16死霊の盆踊り3レビュー0.76点
2015-02-11ゼロ・グラビティ9レビュー7.63点
2015-02-09パシフィック・リム10レビュー6.88点
2015-02-08エベレスト 若きクライマーの挑戦<TVM>5レビュー4.80点
2015-02-0717歳のカルテ7レビュー6.99点
2015-02-07噂の女7レビュー7.30点
2015-02-06華麗なる激情7レビュー6.00点
2015-02-06影の車6レビュー7.00点
2015-02-05第9地区8レビュー7.07点
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