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《ネタバレ》 テーマがテーマだけに、後味が悪い作品。
基本的には息子をしばろうとする父親と、その呪縛から逃れようとする息子の対立。 いちごの回想シーンで、父親とケイコに肉体関係があったような描き方をしているが、 あれはどういうことだろうか? 無理心中を図ろうとする母親の心理がよくわかりませんでした。 相当抑圧されていたことは理解できましたが。 「もうこれで働かなくていい」が、最後の言葉、さびしいですね。 子離れできない母親だったのでしょうね。 主人公にも母親を殺す理由がないんですが。 家庭環境にさほど問題があったわけじゃなく、むしろケイコの家の方が悲惨なのですが。 その後は主人公の心の弱さが前面にでて、支離滅裂な行動のオンパレード。 自殺を図るも失敗。トラックの荷台にのって逃走。 水谷と原田の演技はよかった。 原田のみずみずしいヌードに+1点。 ヌードと血でリアリズムを出していました。 「せつない青春もの」ではなくて、「せつない犯罪もの」でした。 【よしのぶ】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2008-04-16 18:54:29)
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