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《ネタバレ》 主役である子供達が多すぎた事で多少わかりづらい点もあるが、よく出来た家族ドラマだと思う。移民である父親と、その子供達の意識の違いもサブテーマにあるだろうが、基本は独裁的な父親に母親と子供がどう向き合うか。息子である自分にとってはかなり重いテーマなんだが、下ネタをはさむ事で軽く観れる様に工夫したとみえる。だが、下ネタの直接的な表現が多く、ひいてしまう面もある。特に木の扉の裂け目や、ラスト近くのオブジェ。女性の外見を笑いにするのもこの映画にあってない気がした。下ネタを除いた本編は良かった。子供は遅かれ早かれ親に逆らう日が来る。もちろん母親は子供の味方だが「お茶でも飲む?」「半分だけもらうよ」この会話で二人がしっかり愛しあってる事がわかる。自然と出来上がった仲直りの会話だろう。板挟みの母親の爆発は誰の目から見ても納得。長男は逃げた。末っ子はいつもフードで隠れてた。ラスト末っ子のフードが取れた事で家族は新たな一歩を踏み出す。父親を見る限り、大きく変わったとは言い難いが、それでもほんのちょっと確実に進んだ。このフードはラッセ映画の家にあたるでしょうか。ラッセ作品が好きな人は波長があうと思います。 上っ面しか見ていない邦題は×。
【オニール大佐】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-08-01 19:54:29)
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