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《ネタバレ》 3以降は原作未読だったのだが、この6はたまたま読む機会があり、その後で見た感想。「ハリポ、久々の会心作やないけ!」。このシリーズは「原作のダイジェスト映像版」であると散々言われてきた事を再認識した。3以降に私が批判的なのも結局これが原因なのかもしれない。3以降は「あの人」との絡みに走り過ぎて、ハリーは大人や続々登場する新キャラとの話が多くなり初期の学友がどんどんないがしろにされていった。しかし本作では3大重要サブキャラであるロン、ハーマイオニー、ドラコにスポットが当てられ見せ場も用意されている。逆にただ画を見せたいが為に挿入されていたとしか思えない長ったらしい授業風景やスポーツ場面は極力抑えられている。思春期描写については色々な意見もあるようだが、「あの人」との対決絡みのエピソードはもう散々見せられているのでこれはこれで観客の親近感や感情移入をあおると言う点ではよかったように思う。画面が暗いのが気になったが、それもこのストーリーにあってるかもしれない。それにしても最初からハリーとハーマイオニーは恋愛関係にならず、一貫して「お互いを認め合う魔法使い」として徹底されているのには清々しささえ感じる。(多くの方が指摘されている通り、原作者はかなりスターウォーズを意識してますな。仲良し3人組はルーク、レイア、ハン・ソロ。そして校長とトムはその師弟関係や弟子がダークサイドへ落ちて行くのを含めてオビ・ワンとダース・ベイダー)
【チョッパー】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-10-09 14:06:30)
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