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《ネタバレ》 中盤は、ほぼ飛行機作りの話。
しかし後半にまわした恋愛の話がメインになると単なる少女漫画のようになってしまうし、逆に仕事の話が長すぎても偉人伝みたいな映画になってしまう。 この辺りのバランスの取り方が絶妙で、引き立てあっている。 見終わって、清々しい喪失感のようなものを感じた。 この感覚は、ナウシカを初めて見たときにもそう思った。 これは何なのだろう。 例えば、現実に身近で好きな人を亡くしたら、喪失感はあっても清々しさはない。 菜穂子もナウシカも、あまりにも美しく献身的に死んだ。 死によって与えられたものが、失ったものを上回るのだ。 こんな死は、普通ない。 宮崎駿監督だから描くことができたと思う。 【ジンロク】さん [映画館(邦画)] 10点(2013-08-31 10:22:05)
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