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このシリーズは、2以降、見当違いの方向へ進んでいるような気がする。
「ターミネーター」が面白かったのは、1のシュワの圧倒的な存在感とその恐怖、 サイボーグより絶対的に弱い人間が、武器も満足にないその絶望的な状況の中でターミネーターに立ち向かうというところに、その面白さがあったのに。 2以降、敵のターミネーターに対抗する、人間側にターミネーターの味方がついたことで、今ひとつ恐怖感やスリルが薄れたような気がします。 シュワの立ち位置も変わり、2ではまだしも機械として人間のジョンとの友情を育むというドラマが一応あったけど。(それでも1のシュワのキャラがなくなったのは残念) この3にいたってはシュワの存在がただのジョンのガードでしかなく、存在感が1と比べても希薄でうすっぺらい。 適役のターミネーターも、CGをハデに多用しているけど1のシュワほどの恐怖や存在感はなく、特にこの3では何億かの武器を内臓?した最強の敵というフレコミにも関わらず・・・ジョンを撃つ機会はいくらでもあるのに、かなりモタモタした印象。 1ではあんなに感動的だったサラとカイルの愛も、2では少し触れられただけ、カイルの登場シーンもカットされて3では完全に忘れ去られた扱い。 これは悲しい。2も3もターミネーターの続編と呼ぶには何か違う気がする、自分にとっての「ターミネーター」は1だけです。 【ドテカボ】さん [映画館(邦画)] 4点(2009-01-16 21:42:01)
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