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《ネタバレ》 途中までは「潜水艦の真の敵は敵軍・敵兵ではなく、深度による水圧なのだ」と言わんが如くの展開で、なかなか興味深く見ました。極限状態での人間描写もまあまあ(でも最高とも言えない)。ただ、人物の個性が際立つところまでは行かず、あまり区別がつかない人も多く、そのためか地味な印象になってしまいました。狭い艦内を縦横無尽に移動するカメラはかなりよかったと思います。
しかしあのラスト。戦争映画としてはありがちで安易にさえ思えるのですが、それもまた常道ということでしょうか。しかし本作では、最初に述べたように「水圧」とそれによって引き起こされた故障との闘いということで来たのに、結局敵軍にやられましたでは、拍子抜けもいいところ。つまり、それまでは潜水艦ならではの映画だったのに、ありきたりの戦争映画として終わってしまったのです。違う終わり方ならもう少し高く評価したのですが、なんとも残念。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-12-14 19:44:29)
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