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《ネタバレ》 ゴジラの3年後、TOHOSCOPEのカラーシネスコで、光学合成もふんだんに使用、志村喬も出演し、実写の兵器映像も交え、気合の入った特撮大作、、のつもりだったのだろうが、相当笑える出来栄えになっております。
制作陣が真面目にお金をかけて娯楽大作を作ろうとした努力は伝わってくるし、当時としては出来は良かったのかもしれないけど、今となっては、トホホ満載のB級娯楽作品。でも、この超B級感が大好き。 異星人とのファーストコンタクトも、「未知との遭遇」を知っているだけに、その幼稚さが際立ってます。意味不明な異星人のヘルメットや、意味不明なデコレーションだらけのアイテムで未来技術を表すところがあまりにも古典的で漫画的で泣けてきます。 後にモゲラと名付けられた怪獣形ロボットも、哀愁をそそります。1匹目はそこそこ破壊活動をしますが、橋から落ちて敢え無く憤死。2匹目はさらに悲惨で、地上に出てきた瞬間に頭の上にアンテナが倒れてきて瞬殺されてしまいます。存在意味がよくわかりません。 つかまった女性達を助けに行く若い学者が地下の洞窟から難なく侵入できるし、そこから、全員しっかりと逃げ帰ってくるし、異星人の危機管理能力の無さには脱力してしまいます。 夜のシーンだろうと思われる場面も、昼に撮影してトーンを落としたのがバレバレで、さらに、それもいい加減で昼か夜か解らなくなってしまってます。 でも、うるさい子供が出てこないし、変に説教っぽいところもないし、突っ込みどころ満載のB級映画の楽しさを堪能できました。 【nobo7】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-04-21 01:13:08)
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