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《ネタバレ》 ホラー描写は「丁寧」ではなく「一気に突き崩す」よう。
すさまじい描写の勢いに圧倒されました。 現実と妄想が入り乱れる内容ですが、本筋は意外と分かりやすい映画だと思います。 ライバルのリリーがニナを追い詰めるシーンは、全てニナの妄想だったのでしょう。 ニナとリリーがパーティからニナの家に帰り、セックスをしたのも、女好きの団長・トマから「歓び」を教えられ、迫られたせい。代わりにリリーで妄想したと考えれます。 トマとリリーがセックスしているシーンでも同様。リリーに役を取られるのではないかと怯えが、それを見せたのでしょう。 トマの言った「君の道をふさぐのは君自身だ、自分を解き放て」という台詞が最後の引き金となり、あの結末になったのだと思います。 もしかすると、ベスがナイフで自分の顔を刺してしまうシーンも、ニナの妄想かも。 ベスの言う「私は完璧じゃない」も、ニナの思ったこと。 そしてラストでは自分は「完璧だった」というニナ。 妄想の中でベスを完璧じゃないと見下し、その比較で自分は完璧だったと言っているのかもしれません。 【ヒナタカ】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-05-12 21:16:05)(良:1票)
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