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《ネタバレ》 荒廃し、旅人の命も簡単に奪い、水さえも物々交換、昔は捨ててた物を今は必死で奪いあう…。そんな絶望的な世界で一冊の本に希望を求めるプロットに違和感はないと思う。たぶん自分があんな世界に何十年も生きていたら、奪ってでも「ショーシャンクの空に」を観たくなるだろう。そんな世界観、そして繰り広げられるアクションシーンは迫力もあり、まずまず楽しめた。しかし、後半の展開がいまいちあっさりしてる感は否めない。確かにオチには驚いたが、だったらさっさと本渡してもいいんじゃない?と思った。そもそも、あんな人を殺しておいて「俺の言葉を書け」なんてちょっと信用性がないだろうと。しかも本棚に置いて終わり?そりゃないよ。。ゲイリー・オールドマンの悪役は久々だったが…往年のキレがない。メイクもあると思うが、年老いた感じ。ほんとはやりたくなかったんじゃないの、この役。他のレビューにもあったように「トゥモロー・ワールド」を思わせる演出も感じれれた。(手法は違うが長回しの銃撃戦、ウォーカーが俯瞰で見つめる旅人を撃ち殺す強盗団のシーン)でも、楽しく観ることだできた。
【テンパーる】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-11-28 21:58:51)(良:1票)
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