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《ネタバレ》 サクセスストーリーとして王道中の王道。
丁寧な脚本、演出。優等生。優等生すぎると言っても良い。あまりにもお利口さんすぎるがゆえに、起伏が少なくメリハリに欠ける気がします。映画としての面白みに欠けると言い換えても良いでしょう。まったりと見る分には良いと思いますが。 厳しい見方をすると、この作品には決定的な『ウリ』がありません。 ですが、役者さんたちは皆一様に素晴らしい。ベンにしろ、ポップにしろ、マノリンにしろ、バロンにしろ、魅力のある人物ばかり。もちろん、ダコタ・ファニング演じるケイルは言うまでもありません。正直、彼女とカート・ラッセル、デヴィッド・モースが出ているので見ちゃったくらいです。 ですから、当然映画としては、悪くありません。 ラストではカタルシスだって感じられます。 でもラストを除けば、盛り上がるシーンはほとんどありません。心の底から感動するようなシーンも少ないです。 家族の絆を見せることに、力を注ぎすぎちゃったのかもしれませんね。 なんにせよ、あまりに小奇麗にまとまりすぎてしまっています。ラスト以外にももう少し見せ場が欲しいものです。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 6点(2017-06-05 03:24:23)
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