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《ネタバレ》 サクセスストーリーが好きなので鑑賞したのですが、途中で見るのをやめようかと思ったくらい最初の1時間くらいはひどいものでした。コメディ要素が強すぎる上に、ちょっと笑えないです。『いじめられっこが才能を開花させて反撃』っていうストーリーには心躍るものがありますが、そのいじめられる理由が軽度の知的障害っていうのがどうもひっかかります。アメリカは障害者には日本以上に優しく思いやりがあるイメージでしたので、なんとなく違和感を感じてしまうんです。
それから、キャシー・ベイツ演じる母親の存在がきつい。さすがにここまでいくとちょっと気持ち悪い。たとえコメディとは言え不快です。仮病を使ってまでアメフトをやめさせようとするなんて悪質すぎます。 一番好きだったのはフェアルーザ・バーク演じるヴィッキー。美人ではないんですが、大変に魅力のあるキャラに仕上がっています。ボビー・ブーシェが才能を開花させる前からの彼の理解者であり良き友人。こういう存在が一人でもいることで、物語に華が出ますね。 で、ラストの30分くらいがいいんです。それまでのフラストレーションを一気に清算してくれます。光輝いていますね。 母親の改心のシーンとその後の豹変ぶりは、べたな展開ながらも良い。そしてボビーだけではなく、トラウマを抱えるコーチにもトラウマを克服し見せ場を用意してくれているのが嬉しいです。 怒りを動力源にパワーを発揮するっていうのはどうかな、って思っていたんですけど、『水をゲータレードに変えろ』っていうワードで怒らせるのはちょっと面白い。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-07-28 12:17:48)
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