クレイジーズ(2010) の たきたて さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ク行
 > クレイジーズ(2010)
 > たきたてさんのレビュー
クレイジーズ(2010) の たきたて さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 クレイジーズ(2010)
製作国
上映時間101分
劇場公開日 2010-11-13
ジャンルホラー,サスペンス,SF,パニックもの,リメイク
レビュー情報
《ネタバレ》  好きなタイプのパニックホラー。小さな田舎町で急におかしくなる住民たち。その原因は軍が密かに開発していたウイルス兵器やら化学兵器やらなんかそんなやつ。それを輸送中の墜落事故が原因。リメイクともあって使い古された設定ですが、ホラーやらパニックやらはこれで良い。とにかく『どう生き延びるのか』のサバイバル感やスリル感を味わえるのが大事なのです。
 田舎町なのでみんな顔見知りってのも良いです。そんな牧歌的な雰囲気で始まるからこそ、惨劇や悲劇が起こったときの絶望をより強く感じます。
 この映画の長所は、なぜか暗くなりすぎないところです。住民が良い人ばかりで、そういった人たちが理不尽に犠牲になっていくのに、なぜか不思議と後味が悪くありません。最後主人公夫妻がなんとか生き延びられたときに感じる安堵感のほうが強いです。
 それに、こーゆー映画であるあるなんですが、最後はミサイルできれいさっぱり町が焼き払われるのが妙にスッキリしちゃいます。
 今作は感染者に襲われるいわゆるゾンビ系映画のスリルが味わえる一方で、軍の脅威もしっかり描かれています。
 ベッカの彼氏とその母親が銃殺されて焼き払われてしまうシーン。そして納屋に隠れ、軍に見つからないようにするシーンで、感染者たちとはまた違うスリルを味わえます。
 軍のヘリから隠れるため洗車場に逃げ込んだところを感染者に襲われる。複数の脅威をバランスよくミックスさせ、手に汗握るパニックホラーの出来上がりです。
 三つめの脅威は感染しているのかどうかよくわからない保安官補佐。彼の描き方がうまい。次第に凶暴になっていく保安官補佐。それが感染によるものなのか、この異常な状況が彼の精神を不安定にしたのか、どちらともとれる絶妙な匙加減がうまいです。
 正直この手のパニックホラーとしては秀作に入ると思います。
たきたてさん [DVD(字幕)] 8点(2021-11-26 04:51:03)(良:1票)
たきたて さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2025-03-17アオハライド6レビュー5.00点
2025-03-07ミッシング・デイ6レビュー6.00点
2025-02-26ハウス・バウンド8レビュー7.00点
2025-02-24イノセント・ガーデン4レビュー5.26点
2025-02-19アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち5レビュー6.00点
2025-01-15虐殺器官4レビュー5.77点
2024-12-16屍者の帝国5レビュー5.37点
2024-12-02サプライズ(2011)8レビュー5.47点
2024-11-30ギャロウ・ウォーカー 煉獄の処刑人4レビュー4.00点
2024-11-25シャドウハンター5レビュー5.00点
クレイジーズ(2010)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS