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《ネタバレ》 原作未読。ドラマ未見。映画のみでの感想です。
これ、連ドラ向きなんでしょうねぇ。 それぞれ背景を抱える登場人物たち。その背景によって造られる人物像。その人物像や性格から紡ぎだされる一つ一つの行動や意思決定。それが笑いをさそったり、感動したりするタイプのドラマ映画。 だとすれば、わずか2時間という厳しい時間制限のある映画とは相性が悪そうです。 1人1人が描けていないから、距離が急接近したり、極端な行動をとったりしているように見えて、違和感を感じます。 それでも割り切って、『こーゆー映画なんだ』と見ているうちは面白かった。 中盤くらいまでは普通に笑っちゃってたし。 問題は終盤。ファッションショー。 自分がファッションに疎いっていうのももちろんあるんですけど、出てくるドレスやモデルの二人が、他のファッションショーと比べてどれくらい優れているのかが、いまいちよくわからないのです。だからあんま感動もできなくて。 そもそもたったあれだけの人数で、わずか8日間で、ドレスだけならまだしもあんな舞台装置を準備するのは絶対無理でしょ。 あまりにファンタジーすぎて現実感無さすぎ。 きわめつけはラストのブルーのドレスが濡れちゃって、『え?今から乾かすの?しかもドライヤー探すところから始めるの?絶対間に合わないでしょ?』 で、やっと準備ができたと思ったら、のんきにしんみりモードで話しはじめるし。 さんざん待たせて、やっと出てきたドレスがあれで、なのにお客さんたち大絶賛で、みんな感動しまくっているフィナーレがありえなさすぎて、一気に引いてしまいました。 あと、恋愛要素ぶち込むんなら、ある程度の決着は見せてー。 【たきたて】さん [ブルーレイ(邦画)] 4点(2024-05-05 01:11:01)
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