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《ネタバレ》 演技巧者のデニーロとS・ペンがほんと上手くコミカルに話を回して心地よい。安心して笑って観られます。冬のカナダ国境近くのアメリカ片田舎という舞台柄、全体的に曇りがちの画のトーンは暗く、しかも修道院に逃げ込んじゃってるので明るく華やかになりようもないのに、とことん軽い仕上がりなのは脚本の力かな。
このころのデミ・ムーアはまだ可愛らしいなあとか、ジョン・C・ライリーは脇役キャリアを着々と築いているさなかだなあ、息の長い俳優さんだよなあとか、ちょっと前の映画を観ると色々雑感もよぎります。 外国映画の惜しい、というかツライところなのですが聾唖の少女が発する"convict",この単語のダブルミーニングを字幕翻訳で表すのはまず無理なことでありましょう。私もネット雑学でやっと知りました。しかしここは、作品の肝であるデニーロとペンの偽装がバレてしまうのか?という緊迫の場面であります。非英語圏の人間、さらにカソリックとプロテスタントの関係性に敏感ではない文化の者にとって瞬時に理解するのは不可能であるということは大変残念なことに思いました。字幕担当者もなんとかしたかっただろうなあ。惜しいなあ。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-10-12 17:52:33)(良:1票)
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