| 作品情報
レビュー情報
役者の力量ってのはほんとに大事なもので、今作についてはリーアム・ニーソンとエド・ハリスがその佇まい、存在感だけでそれまでの彼らの人生を体現できているからこそ。脚本では、ニーソンの過去をいちいち語らない。エドや刑事とのやりとりでおぼろげに想像できる程度で、でもニーソンの鬼気迫るくたびれ顔だけで、説得力が再現ドラマの何倍もある。下手に過去シーンを入れなくて正解であろう。
そして悩める親バカ エド・ハリス。その苦渋の表情一本で、親バカすら肯定する力がある。それにしても年取ったなあ。 展開は正直ハラハラするほどのものでもなかった。けれど、夜がほとんどの画が夜景ならではのなめらかなキレイさがあって好きだし、激渋俳優お二人の醸す人生のビターテイストが心に沁みる一品なのだった。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-11-11 23:05:33)
tottoko さんの 最近のクチコミ・感想
|