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《ネタバレ》 「昔の映画を今やったってね~」なんて考えがひっくり返される傑作はこの世に五萬とある。
というより、今は人気の絶頂でも明日には「過去の映画」と化して忘れ去られる映画も五萬とある。 その辺で行けばこの「幕末太陽傳」は確実に前者! スピーディーなギャグの切れ味と魅力的な登場人物、何よりフランキー堺の一癖も二癖もあるキャラは時代を超えた今でも色あせない。 俳優誰一人知らねえ?裕次郎って誰?でもこのイケメンカッコイイね?面白いって?ならば良し! ぼんやりした白黒画面が、逆に新鮮で魅力的だったりする。「イリュージョニスト」が成功したのもそんな物珍しさ+普通に内容が良かったからだろうね。 主人公の立ち振る舞いは正に命懸け! 病を背負いつつ「大金集めりゃ治療費くらい稼げるだろう」と藁にもすがる思いで騙しては敵になったり味方になったりでコツコツ稼ぎ続ける。命懸けの大博打。 コメディだからあんま締まらないけど、普通に考えればいつ殺されるかも解らない侍相手にあそこまで振る舞えた主人公の勇気。並みの度胸じゃ船に二人っきりなんてマネはできない。とにかく傑作。 【すかあふえいす】さん [DVD(邦画)] 9点(2014-06-18 20:38:38)
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