バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) の アラジン2014 さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ハ行
 > バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
 > アラジン2014さんのレビュー
バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) の アラジン2014 さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
製作国,カナダ
上映時間120分
劇場公開日 2015-04-10
ジャンルドラマ,コメディ
レビュー情報
バットマンじゃなくてバードマンにしたのがオシャレ、ドラムをバックに長回しで舞台まで歩くのもオシャレ、役者の生き様を小難しい屁理屈や哲学風に挿げ替えて語るのもオシャレ・・ エドワード・ノートン(マイク)とエマ・ストーン(サム)の絡みもスマートだしその他出演陣も豪華ですが、これは明らかに映画通&業界人向け、そしてマイケル・キートン(主人公)のリアルな当時を知っている大人世代に向けた間口の狭い作品です。どう考えても確信犯的で「一見さんお断り」臭がプンプンしていますが、その反面、映画の内容(ストーリー)自体は割とシンプルで、誰もが陥る可能性がある家族との不和や、どん詰まりに陥った仕事(また、過去の栄光)など、割と当たり前のことが「愛について語る時に我々の語ること」の舞台劇とウマくリンクさせて語られています。

全体的にかなり細部まで考えられており、業界人が一般人に対して訴えたい作品への気持ちなどが、ギリ一般人の頭脳でも判るレベルで表現されています。惜しいのは導入部のマーベル系のヒット作を貶すネタは2022年では既に古くさくなっている点、そしてここで笑える若者には刺さらない映画の内容になっているという大きな矛盾があげられます。
”大人として”映画を見た後には(無知がもたらす予期せぬ奇跡)が言い得て妙すぎて素晴らしいのですが、普通の一般人(や若者など)にはあまり刺さらず、さほど面白い映画だったとは言い難いのが非常に残念なところです。好きな作風なので甘めの点数ですが正直微妙な作品でした。(レイモンド・カーヴァーの小説は未読)
アラジン2014さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-04-14 12:47:13)
アラジン2014 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-03-21新・座頭市物語8レビュー7.15点
七人の侍8レビュー8.59点
2024-01-19極道の妻たち 三代目姐6レビュー5.33点
2024-01-19極道の妻たちⅡ4レビュー4.00点
2024-01-12コン・エアー7レビュー6.37点
2024-01-12ザ・ロック8レビュー7.83点
2024-01-05Dr.コトー診療所4レビュー4.58点
2024-01-04青天の霹靂7レビュー6.64点
2024-01-047レビュー6.67点
2024-01-04オータム・イン・ニューヨーク5レビュー4.16点
バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS