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日本語タイトルが微妙。いや確かに私のようなエロを期待した観客はごっそり囲えたと思います。でも内容を知るとどうしても副題は要らなかったと思ってしまいますね、この映画は色んな意味で「PET」なのですから。
上記のように他目的で鑑賞した方も多かったと思いますが、これが予想に反して非常に面白い映画に仕上がっています。終盤の部分はもう少し丁寧に描いて頂きたかったとは思いますが、それでも8割方は上質な脚本だったといえるでしょう。 まずLOSTの準主役だったドミニク・モナハン(セス)が素晴らしい。キモメンだけど優しい、でも友達としては一線を引きたい人物をウマく表現しています。対するクセニア・ソロ(ホリー)は若干大根なところもありましたが、「とっつきにくい感じの美女」というメンドクサイ女性設定なので意外と合っていました。 オープニングに出てくるワンちゃん(PET)たちも何となく「飼育」を連想させますし、「檻」「キモメン」「美女」「ストーカー」「洗脳(治す)」「愛」「妄想」などのキーワードから色んな事柄を想像しがちです。でも物語は全く予想しない、意外と深い方向へ話が膨らんでゆきます。 序盤、元カレから電話がかかってきた時のホリーのセリフ「あなたの被害妄想なところ嫌いよ」も非常に上手いです。思った以上に深い内容を含んでいて脚本としては本当に見事でしたが、惜しいのはラストです。ラストがもっと丁寧でリアルな方向でしたら永久保存版だったと思います。本当に残念な作品です。(ラストでB級映画になってしまった感があります) 【アラジン2014】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-04-07 12:21:32)
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