ボーン・アイデンティティー の アラジン2014 さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ホ行
 > ボーン・アイデンティティー
 > アラジン2014さんのレビュー
ボーン・アイデンティティー の アラジン2014 さんのクチコミ・感想
作品情報
レビュー情報
公開前はかなり話題だったのにいざ公開されてみると、やれ地味だの印象に残らないだのと散々な評価が舞った映画です。正直、パート2が出るまでパート1を見たことすら忘れている人が多かったのではないでしょうか。今にして思えばあくまでこの作品は三部構成で考えられており、そりゃ一作目だけ見ても地味で意味が分からない訳ですよ。。よって今回は3作品ワンセットとして評価したいと思います。

最初の船のシーンから、、尻からなんか出てきてワクワクします。車の影に入った瞬間に自分の気配を消したり、移民局で警察官を三人一気にサバくあたりも非常にカッコいいのですが、その後は地味に壁をつたってみたり荷物を落としてみたりと、凄いのか凄くないのかよく判らない感じでダラダラ進みます(マンションでの格闘シーンは凄いが)。今にして思えばフランカ・ポテンテ(マリー)も地味で渋くリアル感に一役買っていますが、当時は「チョット華がないよなぁ~」なんて素人丸出しな評価をしていたものです。

このシリーズは複数回見返してみると、結局は本作(ボーン・アイデンティティ)が一番渋くてよくまとまっていることに気付きます。クライヴ・オーウェン(教授)なんか勿体無さすぎて泣けてくるほどの最期ですが、でもなんか渋くてイイんですよ。マリーもそう、ミニの中での主人公とのちぐはぐなやり取り、深夜のドライブインでの彼らのやりとり、ボーン宅でのうろたえ方、髪の毛を切るシーンからのぎこちないラブシーンなどなど、彼女でしか無しえなかった渋いシーンがてんこ盛りで、なんかイイんですよ。

パート1は序章的で非常に地味、まるで嵐の前の静けさといった雰囲気なので結構評価が低い人が多いですが、大局を見るとかなり渋くて味わい深い作品です。
アラジン2014さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2014-04-29 21:22:41)
アラジン2014 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-03-21新・座頭市物語8レビュー7.16点
七人の侍8レビュー8.59点
2024-01-19極道の妻たち 三代目姐6レビュー5.33点
2024-01-19極道の妻たちⅡ4レビュー4.00点
2024-01-12コン・エアー7レビュー6.37点
2024-01-12ザ・ロック8レビュー7.83点
2024-01-05Dr.コトー診療所4レビュー4.58点
2024-01-04青天の霹靂7レビュー6.64点
2024-01-047レビュー6.67点
2024-01-04オータム・イン・ニューヨーク5レビュー4.16点
ボーン・アイデンティティーのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS