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《ネタバレ》 黒澤明が生きるをテーマに描いた作品。
お役所で事なかれ主義を30年間続けてきた志村喬演じる渡辺が死を間近に感じることで生きる意味を見出す。 ただ怠惰な生活を送っているだけでは命はあっても生きるとはいえない。 生きるとはどういうことか、それを知り実行し、完遂した渡辺がブランコを漕ぎながらゴンドラの唄を歌うシーンは涙を誘う。 これだけ重く難しいテーマを完璧に使いきった黒澤明は流石である。 そして志村喬の演技があるからこその作品であり、三船をあえて使わなかった理由というのもよく分かる。 傑作である。 【こしち】さん [DVD(邦画)] 9点(2014-08-07 21:38:08)
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