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《ネタバレ》 アメリカは自由の国というけれど、映画で描かれるアメリカの姿は不自由で息苦しいことが多い。とりわけ家族愛に疑問を呈すことは絶対に許されない。様々な家族のあり方が実際は存在するにもかかわらず、ステレオタイプ的な仲良し家族像だけを信奉する。政治家や有名人などで人気を維持するには、ベタな一家団欒を強調し演出する必要がある。
アメリカは世界の警察官と呼ばれ、正義のお手本として振る舞うべきとアメリカ自身が思っている。つまり「完璧な」国として存在すべきという自己にかけた呪いの中にいる。この映画に登場する「完璧なエイミー」とは、ある種アメリカそのものへの暗喩に等しい。 崩壊した家族の再生という物語を、対外的には信じ込ませることに成功したエイミーたちは、さらなる「完璧」という呪いを求めて踏み出していく。 【こころはタマゴ】さん [映画館(字幕)] 7点(2015-03-26 18:40:47)
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