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《ネタバレ》 あの事件で自分の声を録音された子どもは、今どうしているんだろう。
あの当時はそんなこと思いもしなかったのだが、この映画を観て、彼らのその後を考えずにはいられなくなった。 父と姉を殺され、母親を見捨てざるを得なかった少年の転落の人生。 翻訳家になる夢を断たれ、命まで奪われた少女。 大人になるまでその事実を知ることなく、幸せに暮らしてきたテーラー。 革命家たちが言う「正義」のなんと薄っぺらいことか。 記者として彼らの人生を取り戻させようとする小栗旬の演技は素晴らしかったし、脇を固める俳優陣も渋い人揃いで良かった。のだが。 ただ一つ、宇崎竜童はちょっと疑問符が付く。革命家然とはしているものの、自らの行動に疑いをもたない愚かさがやはり伝わらない。そこだけが残念。 【roadster316】さん [インターネット(邦画)] 8点(2023-02-08 09:55:03)
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