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《ネタバレ》 冒頭の1972年再現映像がすごい。制作年から約20年前なんだけど、やっぱりハリウッドはスケールがデカいと実感する。
そしてカート・ラッセルそっくりなお父さん役の俳優さんだなと思ったら、本人だった。 主人公の仕事を魅力的に描く映画の中で、消防士ものでは今でもこの作品が一番に思いつく。火災現場や交通事故の救助活動。出動シーンから訓練シーン。憧れの職業のコマーシャル映画として、消防士の格好良さを余すところ無く魅せるぜモンタージュ♪ 犯人が現役消防士なことより。消防車の上でイチャイチャなんて、よく消防局の許可が出たものだと思うけど、ホースの束が案外ふかふかしてそうだな。なんて観ないとわからないことを教えてくれる。 悲惨な火災現場でジョークや歓喜の声を飛ばすのは『あんな怖い現場にグイグイ入っていけるアメリカ人のメンタル、すげぇ』って思って観てた。今でこそ不謹慎かもだけど、当時は違和感とかは感じなかったな。 スティーブンは思いのほか優しく見えて、厳しさも常識の範疇に思える。むしろ初見時より弟への愛情が感じられる。確かにちょっと短腹だけど。むしろブライアンの言い分「ティムと同じに扱え」とか、そこは解ったうえで、飲み込んで頑張れよと思う。 CGが世に出だしたばかりの当時だけど、生き物のような炎の演出は今見ても見劣りがない。CGよりカメラワークが良くて、最近の『カメラの寄りすぎや斬新すぎる構図で、観てて何が起きてるか解らない。』と言うことがなく、水位が上がっているなぁ、床が抜けていくなぁ。など、何が起きているか解る演出が嬉しいのが、意外な発見だった。 【K&K】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2021-03-28 15:11:51)
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