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《ネタバレ》 NETFLIXでおすすめされていたので視聴することに。特に新規性のないモンスターパニック映画ですが、大枠においてはお約束通りという新規性のなさが、変な背伸びなどをすることなく、等身大でつくり手がつくりたいものをつくる姿勢につながり、逆に功を奏しているなと思いました。何かしらの小難しい新規的な設定などがあると、それをスポンサーや視聴者に理解させるために、説明過多になって、作品としてのバランスを崩すというのは、結構ありがちな失敗だと思いますが、そいういったものとは全く無縁の、B級映画の模範作と言えますね。多少チープながら手作り感の残るモンスターの造形は、むしろ生物的な生々しさ、生臭さ、存在感を感じさせるもので、CG全盛の今となっては新鮮さすら感じさせます。カラッカラに乾いた砂漠、スカッと晴れた空、軽妙な会話のやり取りが、悲愴感を緩和していて、他の同類作品にはあまりない味が出ています。あまり戦力にならないちょっとうるさい感じの爺さんが食われた後、まあ、もちろん食われないに越したことはないけど、むしろ都合よかったんじゃね?他の誰かよりは。盛り上がりも必要だし・・・くらいに感じている自分に気付かされました。よくない映画ですね(笑)とてもイイと思います。
【camuson】さん [インターネット(字幕)] 5点(2023-10-11 18:58:56)(良:1票)
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