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旅先で自殺した姉フェイスの影を追って同じ国々を旅する妹フィービー。姉の死の真相を知るうちに姉の虚像と真の姿に困惑していくんですが、サスペンスでは無く、あくまでもノスタルジックに描いているところは良かったです。自由と刺激を求め次第にテロ犯罪へと手を染めていく姉、一方憧れていた姉が何故自殺をしてしまったのかが理解できないまま自分を変えるられないでいる妹の対象的な設定は共感が得られました。しかしそれぞれが何を考え、何ゆえの行動なのか描ききれておらずに終わってしまい残念でした。かつて姉の恋人だったウルフとヘーキで肉体関係を持ってしまい何故、そんな事ができるのかを描ききれていないので観客の想像に任せているところが返って腹立たしく思えます。姉の自殺現場で「あなたは私を救ってくれた」と勝手に解釈するあたりももうご都合主義以外の何者でもありません。主演のジョーダナ・ブリュースターのでかチチにはビックリしますが、デミ・ムーア似の濃い顔には可愛いとは言いがたい。キャメロン・ディアス自身デビュー前は各国へ放浪の旅をしていたと聞いた事がありますが、恐らく彼女自身もフェイスの気持ちに共感したのでしょう。ただ気になるのがラストシーン。かくれんぼをしていて父親が帰ろうといっても隠れつづける姉とそれを振り切り「Dady!I’m here!」と父親のもとに歩いていく妹。この対比はいったい何を意味するのでしょうか?差し詰め正と死って意味でしょうか?
【さかQ】さん 5点(2002-03-10 16:53:27)
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