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ニコラス・ローグの作品ってどことなくタルコフスキーの作品テーマに似てますよね。魂の救済ってとこが。主役級の大学教授とかは物語上あんまし要らないと思うし、途中西部時代にタイム・スリップをしたようなシーンがありましたがあれもイマイチよく分からない。それにしてもひきつけられるのはミステリアス度満点のデビット・ボウイの魅力と幻想的なシーンがあるから。粘膜がからまるような宇宙人との性行為のシーン、どことなく切なさを覚える砂漠化した惑星のシーン等々、皮肉にもそれらのシーンが逆に彼が何故、どうやって「落ちてきた」のか?これからどこに行こうとするのか?、根本的な物語を難解にさせている。しかも関係者である人々を別の企業が抹殺しようとしたのにあの元大学教授やトミーの彼女を殺害しないのは何故でしょうか...何度観てもハッキリとした回答は得られないでしょうが、もう一度みたい作品でした。
【さかQ】さん 6点(2002-11-17 20:03:59)
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