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つまるところ、パニック映画ブームの真っ最中に登場した、やはり、パニック映画の一つであるのだが、臭いほどの恋愛要素と絶望的状況における種々の群像劇をうまく融合させている点で、他の凡百のパニック映画とは一線を画している。恋愛中心の前半と、人間ドラマ的展開をみせる後半の場面が、この映画の主な骨格であるが、明確な起承転結のもとに、3時間超の大河ロマン的作風を見事な整合性を持って、パニックの舞台の上で描くという手法を導入しながら、それを見事に成功させている点は評価に値する。
【叫真】さん 7点(2003-06-12 17:20:48)
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