29.僕が映画ファンになった1982年頃は、コッポラ監督作品といえばスピルバーグ監督とともに、公開される作品自体がひとつのブランド商品的な扱いをされていました。製作者として名前を連ねてるだけなのに「スピルバーグ作品」って冠を与えられたり。『アウトサイダー』(7点)、公開初日に映画館に行きました。悪くなかった。原作通りのイメージで、それを凌駕するような作品でもなかったけれど。当時でもコッポラ監督にしては「小品」という評価。僕はコッポラ監督のリキが入った大作を映画館の大画面でどうしても観たかった。地方都市じゃ『ワン・フロム・ザ・ハート』『ランブルフィッシュ』は公開されず。そして待ちに待った久々のコッポラ監督の超大作一本立て(地方の映画館は二本立てが基本)大公開という触れ込み、大人気のギア&ダイアン・レインの初共演作。これも公開初日に勇んで映画館へ行った記憶が。・・・でも不思議な事に、内容は華やかで派手なドンパチも、弾けるようなタップダンスシーンも、ロマンスも含まれた盛り沢山の贅沢なオハナシだった筈なのに、それにしては描写に深みがなく総花的でちっとも後に残らない映画でした。今考えると、80年代前半って、この監督のスランプ時期にあたってたのかなあ、と。映画って観る前に期待しすぎると、その反動が大きくなるって事を僕はこの映画で学びました。そして映画に限らず、何事も期待しすぎない方が、物事上手く回っていくのかなあ、と。 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(字幕)] 5点(2021-02-23 08:57:48) |
28.《ネタバレ》 魅力的なダイアンレインを使っていて(あまり良くない)、タップと銃弾をかぶせる映画的な演出。金のかかった風景。でも、面白くないんだなあ。コッポラが落ち目になっていく作品。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 6点(2018-12-26 21:55:46) |
27.《ネタバレ》 豪快にお金が掛かってる(たぶん、きっと)わりにつまんない、そして退屈。構成のテンポが悪いというかメリハリが無いというか、とにかく観てて面白くない、なんでだろ?。リチャード・ギアが成り上がっていくかと思いきやあんましそんな感じでもなかったしね。やっとこさ最後まで観たというのが正直な感想ですハイ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2016-01-08 08:56:57) |
26.作品の舞台は1930年頃のニューヨーク、ハーレム。 登場人物にはダッチ・シュルツやラッキー・ルチアーノといった実在のギャング、マフィアの超大物も織り交ぜ ハーレムとコットンクラブを取り巻く裏社会、ミュージシャン、ダンサー、歌手などなど様々な人物が登場します。 様々な人間模様がありましたが、核になるストーリーも作品のまとまりも非常に弱い。 本作は以前にも見ていますが、ストーリーなどはほとんど覚えていませんでした。 しかし作品に流れる雰囲気は確かに印象に残っています。 音楽、歌、タップダンス・・・とハーレムの高級クラブ、コットンクラブの華やかなステージも楽しい。 80年代のコッポラの作品としては「ワン・フロム・ザ・ハート」と同じく、 その当時、破格の製作費がつぎ込まれた作品全体の雰囲気を楽しむ映画なのでしょう。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-10-31 19:06:00) |
25.映画全体が粋ですごくおもしろかった。サンドマンのタップダンスも好きだ。ストーリーも理解出来ない点はあるものの他のコッポラ作と比べ突出して目立つ気はしない。むしろ小気味よかった。なによりシーンシーンが美しい。潤沢な資金があったからこそ実現したのであれば素晴らしい才能だ。豊かな気持ちになれた。 【reitengo】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-06-09 00:48:06) |
24.豪華絢爛な画作りにじゃんじゃかお金かけるのが楽しくて、話つくるはのどうでも良くなったんかな。ご都合主義な展開に気の抜けたギャングの抗争。人物の心理描写もへったくれも無し。D・レインがプッツンR・ギアのいったいどこに惚れるのか。ラストには目が点。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-11-07 17:58:58) |
23.「ゴッドファーザー」を期待して観たのですが..ゆるい..物語も軟弱と言うか、淡泊と言うか..重苦しさが無く、すべてが浅く、薄っぺらい..そして、硬派さが足りない..敢えてこの創りにしているのだろうが..コッポラ監督、期待ハズレです..残念... 【コナンが一番】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-09-06 10:36:29) |
22.ひっさしぶりに観ましたが・・・と言ってもまあ、ぜーんぜんストーリーを覚えてなかったので初めて観るも同然か。⇒いや実際、ストーリーなんて、特に、無いんです。『ゴッドファーザー』も本作も、「ある状況がじっくり描かれ→→→状況を変える“事件”が短く挿入され(あまり前振りも無く突然に)→→→また次の状況がじっくり描かれる」という感じですが、『ゴッドファーザー』がその路線でも緊迫感を失うことなく成功していたのに対し、本作は、やや停滞を招いていますかね。バンドマン(リチャード・ギア)の物語とタップダンサー(グレゴリー・ハインズ)の物語が、特に噛み合うこともなく、気まぐれに描かれていきますが、ギア様が映画俳優として成功していく過程などもいまいちピンと来ません(“過程”というものに関心が無いらしい)。その代わり映画の関心は風俗描写へとトコトン偏っており、ダンス、歌、ショー、これらについては、思う存分堪能することができます(←これらを堪能したい方限定)。と言う訳で、特に堪能したくない方(私)にはやや騒々しい部分もありますが、非日常の雰囲気にじっくり浸れる2時間、という意味では、魅力を感じる作品でもあります。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-09-04 01:11:22) |
21.つ、つまらなかった。何が言いたいのか結局よくわからずに、、、ダイアン・レインがかわいかったのと、タップダンスや衣装がよかったものだから、4点にさせていただきました。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 4点(2011-05-09 10:58:03) |
20.《ネタバレ》 なんと申しましょうか、これほど登場するキャラのエピソードがバラバラな映画は珍しいのでは。リチャード・ギアとグレゴリー・ハインズのそれぞれのカップルですが、どこに接点があったのかって観終わってもよく判りませんでした。ラストも「なんじゃ、こりゃ」と言いたくなる代物ですし、コッポラはやはり『地獄の黙示録』で才能使い果たしちゃったのだと思わざるを得ません。 【S&S】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2010-01-06 01:03:58) |
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19.《ネタバレ》 日本はバブルで絶好調!お台場ギャル達絶景でぇー!そんな時期にダンスだの、クラブぅだの、浮かれ気分でシャバダバ。正直ガッカリ映画です。誰もが憧れるようなアメリカのその昔、何かステキなモノが生まれるその瞬間。そんなエピソードを望まなければ、意外に退屈はしない作品です。 【成田とうこ】さん [ビデオ(字幕)] 3点(2008-07-26 16:21:50) |
18.《ネタバレ》 唄と踊りに点数をあげました。ダッチ・シュルッの狂気が伝わってきました。彼がラッキー・ルチアーノとはライバル関係だったのが、最後に明らかにされていました。話があまりに飛び飛びで非常に疲れました。 【亜酒藍】さん [DVD(字幕)] 3点(2007-10-08 23:48:30) |
17.ほとんどがあってもなくてもいいようなシーンの羅列ばかりで、しかも各シーンが細かくブツ切りのため、見ていて非常に疲れる。美術関係や音楽関係が頑張っているのが可哀想になってくる。当時から情けない役が合っていたニコラス・ケイジと、いきなり意表を突いてスケスケルックで登場したジェニファー・グレイちゃん(でも、出番は一瞬だった・・・)に+1点。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-02-23 01:40:09) |
16.映画の中のショーを楽しみましょう。チャップリンが紹介されるシーンなんて、いいよね。あのように、私も紹介されたいです。 網状の影が写った二人のラブシーン、なぜか、魅かれちゃいます。 【オドリー南の島】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-08-01 00:33:02) |
15.私、これ、ダメです。グレゴリー・ハインズのタップダンスとジェームズ・レマーの怪演(この人何に出ても怪演ですが..)は買えるけど、お話自体に魅力を感じなかったね。 【nizam】さん 4点(2004-05-08 12:51:25) |
14.封切り直後に1回、DVD購入後に3回程見ましたが、見れば見るほどストーリーなんかどうでもよくなっていきました。今ではこの映画の主人公はジャズとタップダンスだと思っています。コットンクラブは今でもハーレムの西のはずれにひっそりとオープンしていますが、「地球の歩き方ニューヨーク編」を見ても「ジャズを堪能したかったら是非ここに行け。」とは書いてありません。第一次世界大戦後のバブル期には成金の高級車がここに乗り付け、若くて才能のある黒人はここでのデビューを夢見てレッスンに励みましたが、1929年の大恐慌以降、ジャズはこの作品の中でも見られる大編成のビッグバンドから個人技の時代に移行し、コットクラブも廃れてしまったということはジャズファンなら誰でも知っていること・・・だからこの映画を見ていると「今夜ここでのひと盛り」なんて中原中也の詩を思い出したりします。ギャングの撃ち合いなんかも鑑賞の回を重ねる毎に夢みたいに見えてきました。当初、ちんどん屋に毛が生えたようなものでしかなかったジャズが大衆芸術として一応認められたばかりのこの頃にディクシー(リチャード・ギア)のような優れた白人のジャズマンがどうやって田舎から出てきたのかなんてあまり考えないようにしてこの作品を見るといいでしょう。作品の映像も夢の中のようでGood! 【かわまり】さん 6点(2004-02-17 07:31:39) |
13.全体の4分の3くらいはショーを見せられている感じ。ストーリーはその合間にちょっとばかりあるだけ。前編セピア色の映像で、1920年代30年代の風俗を描いたイメージビデオ。 【エンボ】さん 3点(2004-01-26 00:15:47) |
12.ゴッドファ-ザ-により、映画の面白さを知った僕にとって、コッポラは唯一無比の映画作家なのです。 製作者は、ゴッドファ-ザ-のエヴァンスです。 ここから、すでに怪しげな兆候が垣間見えます。 コッポラは他人の金だと思って、夢をもう一度とばかり、散財しまくりです。 脚本を仕上げるにあたり、コテ-ジに出演者を集め、パ-テイをしながら、書いていったそうです。 とんでもない大先生です。 そんな事されたんじゃあ、金が幾らあっても足りません。 そのわりにセットは、狭いスタジオで撮ったのか、雰囲気は有るがセコくみえます。 カメラも人物の正面アップが、やけに多く、公開当時、これは何か時代の前衛なのかと思いましたが、別に何の意味も無かったようです。 照明は、ああ、これは、素晴らしい。 これぞゾ-トロ-プだ。 やはり大先生だ。 ギアは、ああ、ギアが、、、壊れていきます。 途中から、ただの、木偶の棒に成ってしまいました。 スクリ-ンテストの中のプロデユ-サ-のセリフが意味深です。 「こいつは大根だ、、」 コッポラの本音だったのでしょう。 脚本は無いです。 ショ-トコントの羅列です。 単なるコッポラの思い付きのセリフの羅列です。 それにマリオプ-ゾのベ-スが絡むので、カオスの世界が展開されます。 大先生、暴れ放題。 他人の金だと思って。 真面目さが、微塵も見えません。 これは、ジャズなのかも知れません。 即興演奏のごとく、光と影の芸術を魅せてくれた、この作品を僕は満点を挙げたいと、思うのです。 【こまわり】さん 10点(2004-01-09 18:20:41) |
11.《ネタバレ》 あら、みんな手厳しいわね。 アタシはまったく期待してなかったせいか、けっこう楽しめたわよ。 アタシ、基本的にいわゆるギャング映画って苦手なので、この程度でちょうどよかったのかも。 それにしてもこの映画はコットンクラブで夜な夜な繰り広げられるショーがとってもすばらしいわ。 それを見るだけでも価値があると思うわ。 もちろんゴッドファーザー系の映画を望んでた人には、それだけじゃあ物足りないでしょうけど。 あとアタシがビックリしたのはダイアン・レインのすばらしさ。 ダイアン・レインってトラックのCM(日野自動車だっけ?)の印象しかなかったんだけど(失礼かしら?)どうしてどうして、ステキじゃない。 でも個人的には黒髪でとおしてほしかったわ。 ともかく、アタシに言わせればこの映画の魅力はショーと衣装とダイアン、ね。 【梅桃】さん [地上波(字幕)] 6点(2003-12-20 21:36:27) |
10.コッポラは、軽いお洒落な映画を目指したんだと思うんですけど、彼の資質と、ハリウッドのぐちゃらぐちゃらした闇が、それを許さなかった、というところでしょうね。その製作の真っ暗な背景は別にしても、結果的に出来上がった映画は、なんとも中途半端。陰鬱な世界の中でショウビズを描いたところで、葬式の余興で漫才してるような違和感がつきまとうばかり。あのチャップリンの恥かしい描写は何よ?全体のトーンから浮きまくってるオシャレぶったラストショットは何よ?と、ツッコミだけは入れがいのある映画でした。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 4点(2003-12-03 21:23:53) |