1.《ネタバレ》 タイトルは「ケンタッキー人」ですが、ストーリーはケンタッキーからテキサスへ移住しようとする狩人の親子の物語です。テキサスに向かう途中で様々な困難を乗り越えて、人間的に成長していく過程を描いているわけですが、主役のランカスター以外の男役がほとんど全員嫌な野郎ばかりのため、自然ランカスターが完全無欠のヒーローのように描かれています(監督も兼ねているので当然といえば当然ですが)。ザック伯父さんだけは割といい人のようですが、途中から同行した元奉公人の女ハンナには、なぜか差別的で、家の外の小屋で寝かせようとします。お約束の勧善懲悪モノですが、ランカスターファンの人には堪えられない作品です。