3.《ネタバレ》 事あるごとに幾度も幾度も回想シーンに飛ぶという、最悪の語りで進む。仮にもレースの映画でこのような「後ろ向き」な進行は勘弁して欲しい。
桜田淳子との対話シーンとなると、その途中途中で説明の為のフラッシュバックに突入。
しかも、それがいしだあゆみ絡みの類似シーンの反復というから、クドい事この上ない。
いかにもこの脚本家好みだと思われる設定や女優が登場してくるが、ヒロイン二人もここではただ鬱陶しい。
南極の大地を駆ける犬たちのイメージを受け継いだ、砂漠を走る車両の空撮ショットも次第に単調と化す。