モノクロ映画ならではの暗さを利用したシーン、波打つように滑ら .. >(続きを読む)
モノクロ映画ならではの暗さを利用したシーン、波打つように滑らかな移動長回しシーンや定点カメラによる長回しシーンなどオーソン・ウェルズらしさが随所にみられる一品なんですが・・後半はほぼ手直しになるんでしょうか?、話の辻褄がイマイチあってないんですよね。ウェルズらしさも全く。前半の舞踏会や始まって10分ほどでアンバーソン家の存在の高さを表現し、その後の栄光盛衰ぶりを見事に描いてるだけに継ぎはぎ感溢れるラストはちょっと残念。人々は報いを求めても時代が進歩すればそれはもう過去の話になって忘れ去られた頃に彼は報いを受けるんですよね。あぁ、時って残酷。