終戦後、初のキネマ旬報日本映画ベストワンに輝いた映画。戦中に .. >(続きを読む)
終戦後、初のキネマ旬報日本映画ベストワンに輝いた映画。戦中に「陸軍」で戦争を暗に否定する作品を撮ってしまった木下監督らしい映画とはいえるんですが、いかんせん今この手の軍人悪、民主主義礼賛映画をどうかと問われると「う~ん・・・」という感想しか浮かんでこない。ラスト東野栄治郎(初代水戸黄門!)の「さあごらん、大曽根家の夜明けだ」という決め台詞が、自分には「日本映画の新しい夜明けだ」っていう風にも解釈出来たのはその後の木下監督の充実した仕事ぶりを僕が既に知っているからなのかもしれません。