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<ネタバレ>企画段階ではMGMの重役から「ドラマ性に欠ける」と言われていた作品。ルイス・B・メイヤーは身近な幸せを描くコンセプトを気に入っていたが、それが映画になるのか確信を持てなかった。しかし、アーサー・フリードの実績を信用してGOサインを出すと、これが結果的には大成功。ヒットを飛ばし、アカデミー賞で4部門にノミネートされた。音声解説を聞くとこういう事らしい。原作では少ししか出てこない隣家の青年をエスターの恋人として登場させ、恋愛映画としての一面を持たせるなどの工夫は見られるが、根本は家族愛を描いた作品。幸せだな~、家族っていいな~と思える内容で心があたたまる。主人公が思いのほか“めそめそ”してる。脱線事故につながりかねないイタズラを笑って許す。このあたりが気になったので減点したが、もちろん嫌いな映画という事ではない。